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薩摩切子
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薩摩切子
幕末の激動の時代に一度失われた技は一九八五年より復刻が試みられ、鹿児島で現在も創られている薩摩切子は世界で愛されるブランドとなりました。
美の匠 ガラス工房 弟子丸では、伝統技を習得した切子師が日々作品を創造しています。
薩摩切子は島津家第二十八代島津斉彬によって海外交易品として誕生し、先進的産業として昇華しました。 イギリス、ボヘミア、中国に源流を求めながらも日本的な繊細さを表現した「ぼかし」。 繊細なぼかしの技術は世界のガラス工芸史上で高い評価を得ています。
工程1 当たり(割付け)
工程2 荒ずり
工程3 石掛け
工程4 磨き
工程5 検査
カットの美しさ「ぼかし」
薩摩切子は、透明なガラスに色のついたガラスを厚くのせた「色被せ(いろきせ)」という技法で作られています。厚さ1〜2ミリの色ガラスにカットを施すことで、色ガラスと透明ガラスの境目が曖昧になり、「ぼかし」と呼ばれれる薩摩切子ならではの独特なグラデーションが生み出されます。